車中
【続き】
久々に見る彼女の横顔に見とれていると
カ:やだ そんなに見ないでよ~
自:君の横顔見るの久々だからさ ちょい見とれた
カ:もう信じられない 私は ワ・タ・シ ですから
(といいながら自分の顔を手で隠す…)
で店の様子をいろいろ聞く…
でどうしても気になって 触れてはいけない話題に…
自:どうして 再開したの?
カ:この前 会ったとき 再開する理由 言わなかったっけぇ?
自:そういえば そんな話聞いたような気がするけど あんなに意地になって辞めたから てっきり冗談だと思ってた
でも 理由はなんなの? 失恋?
カ:彼氏いませんから!!
自:昼だって安定してきてるんでしょ
カ:だってぇ 昼だけだと お金足りないんだもん
自:いくら足りないのさ? 自分が補填すると言っても 辞めない?
カ:だってぇ 変ジャン それって…
自:前から言ってるように 目的無くナイトワークするのは 良くないと思うわけ だから どうせ現金は受け取らないだろうから 定期的にプレゼントあげるから 必要なつど質屋に持っていけば…
カ:何?それ~ もっと変ジャン
自:他に 自分がしてあげられることないじゃん…
カ:だから 自分でどうにかするから おじ様は 何もする必要ありません
ってな 半ば喧嘩のような 口論
そして お互いに車窓をみつめ 無言のときが過ぎてゆく
彼女の家に着く間際
自:頑張るという気持ちは買うけど でもやっぱり 賛成できない
このまま ずるずる夜だけの生活に戻らない?
というと
カ:それは 絶対にあり得ないから 大丈夫
信用してください
自:じゃぁ その言葉を信じることにする でも もしそうなったら 本気で怒るよ
カ:そのときは ちゃんと指導してください
と…
なんて話をしているうちに 彼女の家に到着
長くて 短い 送りタイム
彼女が降りた後の空間が 妙に寂しかった…